【スナゴケ】特徴や育て方・増やし方

スナゴケの特徴や育て方、増やし方などをまとめています。

また、苔テラリウムの作り方をこちらの記事で紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

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スナゴケの特徴

  • 特徴: スナゴケは、シッポゴケ目ギボウシゴケ科に属する蘚類です。砂地や岩などの水はけが良く、日当たりの良い場所に自生します。葉は乾燥時に閉じ、水を含むと星型に開く美しい外見が特徴です。
  • 育て方: スナゴケは直射日光や暑さ、寒さに強く、屋上緑化素材としても利用されています。乾燥に強いが、適度な水分は必要です。土は砂混じりの水はけの良い土が適しています。

スナゴケは、日本をはじめ世界各地に分布する苔の一種です。耐陰性があり、乾燥にも強いことから、室内でも育てやすい植物として人気があります。

スナゴケの特徴は、以下のとおりです。

  • 葉が星形をしている
  • 乾燥すると葉が閉じる
  • 胞子で増殖する

葉が星形をしている

スナゴケの葉は、星形をしています。葉は、細い茎の先端に、小さな葉が集まって生えています。葉の形が星形をしていることから、スナゴケという名前が付けられました。

乾燥すると葉が閉じる

スナゴケは、乾燥すると葉が閉じます。葉が閉じることで、水分を保持します。また、乾燥から葉を守る効果もあります。

スナゴケの基本的な育て方

置き場所

スナゴケは日当たりの良いお庭でも元気に成長することができます。

半日陰程度の日当たりでも問題ありません。

また、スナゴケを健康的に育てるには十分な明るさを確保するのがポイント。

室内で育てる場合は、日当たりの良い窓辺やLEDライトでしっかりと光を当てましょう。

水やり

スナゴケは、乾燥気味に育てるほうがよい植物です。土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

水やりの頻度は、季節や置き場所によっても異なりますが、毎日の水やりは必要ありません。乾燥の様子を見ながら3日から1週間に1度の目安で水やりが必要です。基本的に冬場は不要です。

水やりは、朝か夕方の涼しい時間帯に行いましょう。

スナゴケの増やし方

株分けによる増殖

株分けによる増殖は、人工的にスナゴケを増やす方法です。スナゴケの株が大きく育ってきたら、株分けで増やすことができます。

株分けの方法は、以下のとおりです。

  1. 古い鉢からスナゴケを取り出す

古い鉢からスナゴケを取り出すときは、ヘラや手で丁寧に剥がしていきましょう。根が傷つかないように注意が必要です。

  1. 株を分けやすいように、根をほぐす

株を分けやすいように、根をほぐしましょう。根を傷つけないように注意が必要です。

  1. 株分けをする

株を分けたら、新しい鉢に植え付けましょう。新しい鉢は、スナゴケの育て方に適した土を入れたものを選びましょう。

  1. 水やりをする

植え付け後は、たっぷりと水やりをしましょう。

まき苔による増殖

スナゴケは、まき苔という方法で増やすことができます。まき苔は、スナゴケの緑色の部分を細かく刻み、水で湿らせた土の上に均等に撒いて増やす方法です。

まき苔の方法は、以下のとおりです。

  1. 育苗用容器に赤玉土を入れ、表面を川砂で覆います。川砂は、水はけが良いことが重要です。
    霧吹きで川砂を湿らせておきます。
  2. スナゴケの先端をハサミでカットします。スナゴケは、成長点と呼ばれる先端から新しい芽を出します。まき苔をするときは、この成長点を残すようにカットしましょう。
  3. カットしたスナゴケを集めて、川砂の上に置きます。
  4. 霧吹きで再度水やりします。水やりは、霧吹きで表面が乾燥したときに行います。

 

増やすまでの期間

まき苔で増やす場合、約1〜2ヶ月で新しい芽が出てきます。新しい芽が出てきたら、それぞれを別の容器に植え替えて、育てていきましょう。

注意点

まき苔は、直射日光を避けて、風通しの良い場所で育てます。
スナゴケは、まき苔以外にも、株分けや挿し芽でも増やすことができます。自分の好みや目的に合わせて、増やし方を選んでみてください。

スナゴケが枯れる原因

スナゴケが枯れる原因は、大きく分けて以下の3つです。

  • 水やりの不足
  • 水やりの過多
  • 置き場所の不適切

水やりの不足

スナゴケは、乾燥気味に育てるほうがよい植物です。しかし、水やりが不足すると、葉が乾燥して枯れてしまいます。

水やりの頻度は、季節や置き場所によっても異なります。夏場は乾燥しやすいため、1週間に2~3回程度の水やりが必要です。冬場は水やりの頻度を減らし、2~3週間に1回程度の水やりで十分です。

水やりは、朝か夕方の涼しい時間帯に行いましょう。

水やりの過多

スナゴケは、乾燥気味に育てるほうがよい植物ですが、水やりの過多も枯れる原因となります。

水やりの過多で土が常に湿っていると、根腐れを起こして枯れてしまいます。

水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。

置き場所の不適切

スナゴケの植え付け場所は「日当たり」や「水はけ」が良い環境に適しています。お庭に植え付ける場合は、特に注意しましょう。

日当たりについては、半日陰でも成長することができます。

土に水溜りができるような水はけが悪い場所はスナゴケが腐ってしまったり、暗すぎる場所では、光合成がうまくできず、枯れてしまう可能性があるので、室内では日当たりの良い窓辺やLEDライトでしっかりと光を当てましょう。

スナゴケが枯れた場合の対処法

スナゴケが枯れてしまった場合は、以下の対処法が考えられます。

  • 水やりの見直し
  • 置き場所の変更
  • 植え替え

水やりの見直し

水やりが不足している場合は、水やりの頻度を増やしましょう。

水やりの過多の場合は、水やりの頻度を減らし、土が乾いてから水やりを行うようにしましょう。

置き場所の変更

置き場所が不適切の場合は、置き場所を変更しましょう。

直射日光が当たっている場合は、直射日光を避けて置き場所を変更しましょう。

暗い場所に置いている場合は、明るい場所に置き場所を変更しましょう。

植え替え

根腐れが原因で枯れている場合は、植え替えを行いましょう。

古い鉢からスナゴケを取り出し、根腐れの部分を切り取ってから新しい鉢に植え替えましょう。

スナゴケの植え替えについて

植え替えの時期

スナゴケの植え替えは、一般的に春(4月~6月)と秋(9月~10月)に行います。この時期は、スナゴケが成長期に入る前であり、根が傷つきにくいためです。

また、植え替えの適期は、スナゴケの状態によっても異なります。たとえば、根詰まりや土が固まって酸欠になっている場合は、早めに植え替えを行う必要があります。

植え替えの方法

スナゴケの植え替えは、以下の手順で行います。

  1. 古い鉢からスナゴケを取り出す

古い鉢からスナゴケを取り出すときは、ヘラや手で丁寧に剥がしていきましょう。根が傷つかないように注意が必要です。

  1. 古い土を取り除く

古い土を取り除くときは、根を傷つけないように注意しながら、根元から優しく土を剥がしていきましょう。

  1. 新しい土を入れる

新しい土は、水はけと保水性のバランスが取れた、赤玉土や鹿沼土、ピートモスなどを混ぜたものが適しています。

  1. スナゴケを植え付ける

新しい土にスナゴケを植え付けるときは、根がしっかりと張るように、少しだけ押し込んで固定しましょう。

  1. 水やりをする

植え付け後は、たっぷりと水やりをしましょう。

植え替え時の注意点

スナゴケの植え替えを行う際は、以下の点に注意しましょう。

  • 根詰まりや土が固まって酸欠になっている場合は、早めに植え替えを行う
  • 古い土を取り除くときは、根を傷つけないように注意する
  • 新しい土は、水はけと保水性のバランスが取れたものを用意する
  • スナゴケを植え付けるときは、根がしっかりと張るように固定する
  • 植え付け後は、たっぷりと水やりをする

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